当院を利用される患者さんへ

院長挨拶

院長写真

 長崎労災病院は昭和32年に長崎県北松炭田の労働災害に備えて開設され平成29年には開院60周年を迎えました。当院は勤労者医療と地域医療の推進を使命とし佐世保・県北二次医療圏における地域医療支援病院として現在15診療科、350床を有する中規模急性期病院の役割を担っています。佐世保市北部に位置し県北の平戸市、松浦市、佐々町などや佐賀県との県境に接するため伊万里市、有田町方面からも多数の患者さんが来院されています。

 勤労者医療においては、「健康診断部」、「脊椎腰痛センター」、「脳卒中センター」、「アスベスト疾患ブロックセンター」、「治療就労両立支援部」を通して労働者の健康維持(予防、早期発見)、産業医活動による職場環境改善、労働疾病の診療やがん、脳卒中、糖尿病、整形外科患者等の治療と仕事の両立支援により早期の職場復帰を推進することで今後増加する高齢労働者(定年延長・定年後再雇用者)の労働寿命を延伸し労働人口の確保に貢献していく必要があります。

 地域医療においては、長崎県医療計画に基づき5疾病5事業のうちとくに「がん、脳卒中、急性心筋梗塞、救急・災害医療、在宅医療(急変時受入れ)、へき地医療(医師派遣協力)」を重点的に行っています。二次救急輪番病院(佐世保市救急応需システム対応)および重症脳疾患サポート病院(地域脳卒中センター)として24時間体制で年間約4,400名の救急患者を受け入れており、さらには離島や県内各地から外傷・脳疾患患者を中心に年間平均約40件のドクターヘリによる救急搬送患者を受け入れています。地域医療支援病院として手術や重症疾患の急性期治療および急性期リハビリを行ったあと早期の退院転院を促進し、長崎医療ネットワーク「あじさいネット」を活用することで患者情報を共有し近隣の医療機関と連携し効率の良い地域完結型の医療を目指しています。日本医療機能評価機構による最新の病院機能評価認定を受け、急性期一般入院料1(7対1看護体制)など上位施設基準を維持し、薬剤師、保健師、管理栄養士、理学療法士等多職種の職員によるチームでの専門的医療を提供していますが、患者やご家族の皆様にも積極的に参加していただくことが理想のチーム医療の在り方です。入院支援室においては入院前の情報収集、入院~退院後の流れを多職種で支援します。災害医療連携施設の指定を受け、災害時のDMAT派遣病院、地域の大規模災害に対する災害拠点病院および原子力災害医療協力機関としての役割も担っています。

 「勤労者と地域の皆様に良質な医療を提供します」という病院理念のもと、「患者中心の心温かい安全で専門的な質の高い医療をいつでも提供し地域の皆様に信頼される病院」を目指していますので、皆様のご協力ご支援を宜しくお願い申し上げます。

長崎労災病院 院長 福崎 誠