地域医療の先生方へ

放射線科(医療関係者向け)

外来診療医師一覧

■特徴

 当放射線科では、疾患の画像診断、およびIVR(画像診断法を用いて行う生検や治療)を施行しています。
画像診断は単純写真、マンモグラフィ、消化管造影、CT、MRI、核医学により、総合的に行っています.
 IVRは,血管分野(血管造影にて行うもの)と非血管分野に大別されます。血管分野では、悪性肝腫瘍に対して肝動脈に抗癌剤を注入する治療(肝動注化学療法)、それと肝動脈塞栓術を併用する治療(肝動脈化学塞栓療法)を最も多く行っており、これらは主に肝癌が対象となります。外傷性出血や消化管出血、喀血に対する動脈塞栓術、肝硬変や門脈圧亢進に伴う静脈瘤に対するバルーン下逆行性経静脈的塞栓術なども行っています。非血管分野では、肺や骨などの腫瘍,脊椎炎などに対するCTガイド下生検、CTガイド下経皮的膿瘍排泄などを行っています。
 当院の画像診断は他院にも活用していただいており、県北地区の地域医療に大きく貢献しています。単純写真、断層写真以外の検査は基本的に予約制ですが、急患には柔軟に対応できます。血管造影も24時間対応できる体制になっています。

■スタッフ


放射線科部長 川原 康弘

放射線科副部長 小池 玄文

■当科にて施行している画像検査

当院の代表的な検査機器を紹介します(各機器をクリックすると機器の説明にリンクします)

INDEX
単純写真 | 断層写真 | マンモグラフィ | 透視 | CT

MRI | 血管造影 | 骨密度 | 核医学(RI)

■当科にて施行しているIVR,その対象疾患

血管分野IVR

 肝動注化学療法
 肝動脈化学塞栓療法
 悪性肝腫瘍(主に肝癌)
 動脈塞栓術  外傷性出血、消化管出血,喀血など
 経皮的リザーバー埋め込み術  肝転移,膀胱癌など
 経皮経肝的門脈塞栓術  悪性肝腫瘍(肝切除術予定例)
 バルーン下逆行性経静脈的塞栓術  肝硬変・門脈圧亢進に伴う静脈瘤

非血管分野IVR

 CTガイド下生検  肺や骨などの腫瘍,脊椎炎
 CTガイド下経皮的膿瘍排泄  肝、腹腔内などの膿瘍

■学会認定情報

マンモグラフィ検診施設画像認定

■核医学(RI)検査

装置説明

2012年12月新設 Symbia E(SIEMENS社)
2検出器型 有効視野:533×387mm(対角距離:659mm)
LEHR(低エネルギー高分解能)
MELP
LME

 ・ガンマカメラ装置のご案内はこちら

検査内容

脳神経系…脳血流SPECTによる虚血性疾患やアルツハイマー型痴呆症などの診断。
心臓/循環器…心筋血流シンチによる心虚血性疾患などの診断。
全身系…骨シンチ、Gaシンチ
その他…甲状腺摂取率測定、肝アシアロシンチ、レノグラムなどの動態機能検査を行っています。

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■MRI検査

装置説明

当院では2台の1.5T装置1台、3.0T装置1台の計2台を使用しています。
平成29年12月にMAGNETOM Skyraを増設し、平成30年1月から本格稼働しました。
緊急時にも迅速に対応出来るようになっています。
整形外科領域においては各部位専用コイルを導入し、高品質な画像を提供いたします。

 

特殊検査

頚動脈プラーク…BlackBloodを用いてT1強調、T2強調、プロトン密度強調を撮像し、プラークの性状を判断します。
心臓…心筋症や心筋梗塞の症例に対しシネMRIや遅延造影を行っています。
早期リウマチ診断…優れた脂肪抑制法を活かして両手の同時撮像の造影検査を行っています。

乳腺MRI

乳腺MRIは生理周期と関連があり、月経第4週目ぐらいでは画像上で乳腺が目立ちやすくなり、腫瘍と正常乳腺との区別が困難になる場合があるため、その期間を避けての検査をおすすめしております。

乳腺MRI
【写真】HDブレストアレイコイル(GE社製)

検査では乳房専用コイル「HDブレストアレイコイル」を使用しています。HDブレストアレイコイルは片側4ch、両側8chで構成され、高いS/N比と高い信号強度の均一性をもっており広範囲に均一な脂肪抑制効果が得られます。

乳腺MRI撮影した画像
【写真】撮影した画像(両側ダイナミック)

VIBRANT(Volume Imaged BReast AssessmeNT
デュアルシム機能(左右乳房にシム設定できる)により均一な脂肪抑制が両側乳房で可能です。

また臨床面ではまだ本格的に利用されてはいませんが、MRS(MR Spectroscopy)も可能な限り撮影しています。

乳腺MRI撮影した画像
【写真】MRSのグラフ

水・脂肪・その他の代謝物を含め信号をえることができます。
細胞密度の上昇を疑うコリンピークがあると悪性が疑われるとされています。(3.2ppm)

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■CT検査

装置説明

平成24年11月より、東芝製64列MDCT・Aquilion CXLを稼働しています。
逐次近似法を応用した再構成技術・AIDR-3Dが搭載されており、従来のフィルタ補正逆投影(FBP)法と比較し最大50%ノイズ低減と75%の被曝低減が可能で、従来と比べ患者様へは画質は向上させた上で被曝低減した検査を提供しています。
また、1回転で0.5mm画像を0.25mm間隔で128スライス作成が可能です。
焦点が固定された状態であるため信号量が低減しないまま高いS/Nを維持でき、それに伴い体軸分解能向上・アーチファクト低減による画質向上ができ、それを用いて素早くMPR画像、3D画像作成への作業に入ることが可能です。
また撮影時のプロトコルでコロナル像・サジタル像の作成の選択が可能なため、救急時などの際は大幅な時間短縮で画像を提供する事が可能になりました。
またCoronaryCTAでは、撮影前の呼吸練習時に心拍情報を取得し最適な撮影パラメータが自動選択され、スムーズに本検査へ移ることができます。
撮影後は心拍が安定している場合はVolume Dataより冠動脈静止位相を投影データより自動的に描出され、心位相決定時間の大幅な短縮が可能になり3D画像構築や解析へスムーズに移る事が可能です。

目的に応じ、頭頸部血管・冠動脈・胸腹部血管・下肢血管・骨関節など多方向から3D・MIP・MPR表示等を敏速に行い、よりわかり易く臨床に価値のある画像を提供しています。

検査内容

全身を対象にした各種ルーチン検査(単純・造影)
じん肺・アスベストCT検診
骨撮影(頭頸部・脊椎・股関節・四肢・各関節)
側頭骨撮影(耳鼻科領域)
定位脳手術用撮影
ミエログラフィー後脊椎撮影
脊椎術前ナビゲーション用撮影
胸部仮想内視鏡用撮影
頭頸部CTA
心臓CTA
大動脈CTA
下肢動脈CTA
肺動脈・下肢静脈造影撮影
DIC-CT

IVR

CTガイド下生検
CTガイド下経皮的膿瘍排泄

3D再構成や各種解析等アプリケーションのワークステーションはGE社製AW・ver4.4(専用端末1台)、富士フイルム社製・SYNAPSE VINCENT ver3.1(専用端末3台・うち放射線部内2台)を導入しており、VINCENTは院内の一部の電子カルテ上でアプリケーションが展開できる様に配信しています。

   

■血管造影検査

装置説明

装置は、シーメンス社製、Artis zee BA Twinを使用しています。
24時間急患対応しています。

循環器内科

冠状動脈、大動脈、下肢動脈造影検査を行っています。

IVR

冠状動脈、腎動脈、骨盤動脈、下肢動脈の狭窄に対してバルーン・ステントなどの血管形成術を行っています。

脳神経外科、脳血管内外科

脳血管や頚部血管造影検査を行っています。

IVR

脳動脈瘤、脳動静脈奇形、硬膜動静脈瘻などに対してコイル塞栓術を
急性期脳梗塞、血管塞栓に対して血栓溶解術を
脳、頚部血管狭窄に対してバルーン拡張やステント留置などの血管形成術を行っています。

放射線科

主に胸部、腹部血管造影検査を行っています。

IVR

主に悪性肝腫瘍に対して肝動注化学療法、肝動脈化学塞栓療法を 外傷性出血や消化管出血、喀血に対して動脈塞栓術を 肝硬変や門脈圧亢進に伴う静脈瘤に対してバルーン下逆行性経静脈的塞栓術を行っています。

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■マンモグラフィー(乳房撮影装置)

装置説明

乳房X線撮影装置;Siemens社製 MAMMOMAT 3000
読み取り装置;Fujifilm社製 PROFECT CS
イメージャー;Fujifilm社製 DRYPIX 7000
(他のモダリティはフィルムレスですが、MMGはフィルム出力しています)
  
バイオプシー装置;Johnson&Johnson社製 Mammotome  

IVR

MAMMOMAT 3000用のステレオバイオプシー装置を使用して座位にてステレオバイオパシー検査(針生検,マンモトーム生検)、およびフックワイヤー留置,マーカー留置を行っています。

・針生検(CNB)
  ステレオ撮影を行い、病変の位置(x,y,z)を把握します。14Gの針を用いて組織を切り取ります。
・マンモトーム生検(乳房画像腫瘍ガイド下吸引術)
  ステレオ撮影を行い、病変の位置(x,y,z)を把握します。11G(または14G)の針がついたプローブを用いて、組織を吸引しながら採取します。

マンモトームの特徴

  1. • 吸引システムにより、大きな標本を採取できます
    • 1回の穿刺で多数の標本が採取できます
    • 360°の方向で連続採取ができます
    • 生検部位にマーカーを留置できます
    • 縫合が不要で、傷痕も小さいです
    • 当院のマンモトームシステムは、MMG・ Echoガイド下の2通りが可能です

    ・フックワイヤー留置
     ステレオ撮影を行い、病変の位置(x,y,z)を把握し、フックワイヤーを病変近くに留置します。手術時のマーカーとなります。

乳腺MRI撮影した画像

*マンモグラフィ検診施設画像認定を取得しています。

 中央放射線部では2009年3月にマンモグラフィ検診施設画像認定を取得し、2018年4月に更新しました。また、撮影は検診マンモグラフィ撮影認定放射線技師(女性3名)を含む女性5名が行っています。読影は検診マンモグラフィ読影認定医師が担当しています。
お問い合わせは、中央放射線部または外科外来までお願いします。

乳腺MRI撮影した画像


乳腺MRI撮影した画像

その他の主な検査機器

■単純写真撮影装置

放射線科ではCT,MRI等いろいろな検査がありますが、まず一番最初に検査するのが一般に「レントゲン」と言われる単純写真でしょう。
ここでは胸部や腹部、骨関節などの写真をとります。

撮影は3部屋で対応しています。

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■透視装置

消化管造影、脊髄造影(ミエログラフィー)や神経ブロック、骨折後の整復、またERCPなどを行っています。
日立社製透視装置2台有しています。

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■骨密度測定装置

骨密度を測定することを骨塩定量検査といいます。
低エネルギーX線を使い骨の強度を測り、骨粗しょう症の診断を行ないます。
当院では腰椎の部分で測定し、正常値と比較して診断しています。

使用装置はHOLOGIC社製です。

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■移動型単純写真撮影装置(ポータブル撮影装置)

容態が悪く撮影室までの移動が困難な患者さんの撮影を病室で撮影します。
また手術後の確認用として手術室で撮影をします。

使用装置は日立社製Sirius Star Mobileです。


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