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感染症内科

外来診療医師一覧

■特徴

 感染症は細菌や真菌(カビ)、ウイルスなどの微生物が人体の中に入り込んで、それを排除しようとする免疫反応が起き、発熱を始めとした多彩な症状を生じる疾患で、普通に生活している元気な方、感染症以外の病気で入院中の方、老人ホームに入所している方など、どのような方も罹ることがあります。昨年以来西アフリカで流行し国際問題となっている致死率の高いエボラウイルス病から感冒もまた感染症で、その原因となる微生物、感染した臓器により症状も多彩で重症度も様々です。感染症の診断は他の疾患との鑑別も必要となり、感染症によっては早期に治療を開始しないと致命的になること、後遺症を生じることもあり、感染症診療は内科診療の中でも非常に重要な分野の一つです。現在、日本では感染症を専門とする医師数は消化器内科や循環器内科などの他の内科領域の医師数に比較して依然として少なく、質の高い感染症診療が十分に行えていないのが現状で、専門医育成も喫緊の問題です。

 

 ところで当院においては、入院中の患者さんに合併した感染症について、今年3月まで長崎大学病院感染症内科(熱研内科)の医師により週2回の診療サポートを受けていましたが、今年4月から当科が新設され、感染症医が常勤となり感染症診療体制が確立しました。今後は感染症診療の充実を図り、当院各診療科に入院中の患者さんに生じた感染症の診療に加え、今まで行えていなかった感染症専門外来、臓器障害を来した重症の感染症は救急集中治療科や多くの診療科の協力のもと治療を進めて行きます。また、海外渡航後の発熱や下痢などの患者さん、HIVや梅毒などの性行為感染症、原因不明の発熱の診療も行い、感染症以外の他疾患の場合は適宜、院外も含め当該の診療科への紹介を行います。更に、院内感染対策チームの一員として当院の院内感染対策にも従事します。  質の高い感染症診療を実践し、加えて若手感染症医の育成、県北地区の感染症診療の充実について他施設と協力しながら進めて参ります。

■スタッフ

プロフィール


・感染症内科副部長 西山 明

・感染症内科医師 小泉 陽介

■当科で取り扱っている主な病気

各臓器に生じる感染症(髄膜炎、肺炎、感染性心内膜炎、尿路感染症、腹腔内感染症、消化管感染症、骨髄炎など)、リケッチア感染症、真菌感染症、医療関連感染症など

■当科で対応できる疾患

上記に加え、細菌、真菌(カビ)、結核(肺結核など排菌症例は除く)および非結核性抗酸菌症、ウイルス(一部のウイルス性出血熱の場合は長崎大学病院への紹介となります)、リケッチア、寄生虫などで生じる感染症、HIV感染症、AIDS、輸入感染症(マラリア(診断のみで治療薬の関係上、長崎大学病院感染症内科へ紹介します)、デング熱、チクングニヤ、チフス、旅行者下痢症など)、原因不明の発熱、梅毒などの性行為感染症、日和見感染症(健康な人には生じない、免疫状態が低下した状態に生じる感染症)

■当科での診療実績

昨年度、当科が関わった当院各診療科の感染症関連の症例数は291件でした。 診療科としては入院患者さんの数が多い整形外科(165例)、外科(35例)、内科(35例)、脳神経外科(27例)、他でした。症例の内訳は手術部位感染、尿路感染症、肺炎、化膿性脊椎炎、胆道感染症でほぼ半数を占めています。
一方、当科も入院患者さんの主治医として入院診療も行っております。昨年度は172名の患者さんを担当しましたが、肺炎41例、尿路感染症8例、蜂窩織炎6例、無菌性髄膜炎3例、敗血症性ショック3例他、感染症症例は合計88例と半分以上は感染症例でした。他には一般内科として、気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患などの急性憎悪などの呼吸器疾患、内分泌疾患、電解質異常など、非感染症疾患の診療も行っています。

⇒感染症内科の診療の実際について(PDF)

■学会認定情報

・日本内科学会教育関連施設
・日本感染症学会認定研修施設


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