健やかな職場生活を送るために

指導医から一言

■研修医に望むこと

 まず一つは、研修医はまだ一人前ではないのは当然なわけで、自分ができないことを自覚するということからスタートして、それをできるようになる為には何を学べばよいか?どのような指導を受けたらよいか?ということを考えてほしいと思います。
 研修医になるまでに大まかな方向性を思い描く人も多いと思います。それまで大学の教育で得た頭の中だけの知識だったことが、直接の現場を体験することで、より具体的なものが見えてくるはずです。その中で改めて自分の将来の進路を再確認、あるいは新たに見つけてくれればと考えます。
 何より興味がないと身にならないので、まず具体的に興味を持つこと、そしてそれをライフワークとしてやっていくためにはどんな知識や技術が必要かを考え、体得してほしいと思います。
 また、研修医の間には幅広い知識が必要になり、“救急”が大きなテーマになってきます。救急の患者さんというのは、答えがわからない状態で入ってこられます。救急の際に、どのような検査をどのような手順で行い、どのような処置を行うのかをきちんと理解すれば、いろんな疾患に対応できるようになります。その都度、指導医から学び取るという姿勢を大切にしてほしいと思います。

小西先生写真

小西宏昭
(副院長:整形外科)

研修プログラムの特徴

 労災病院の大きな特徴は、整形外科や脳外科など外科系のウェイトが高く、医者の数も多いということです。
そしてベッド数に対応した手術数がきわめて多く、全身麻酔での難度の高い手術がかなり多いという特徴があります。幅広く診るというより、高度なことを深く診るということで、ある意味マニアックと言えるかもしれません。
このようなことから、初期研修に関しては長崎大学や協力病院、協力施設とタイアップしながら進めていくという体制を取っています。

整形外科について

 整形外科の手術数は、年間約2000例。これは長崎県内では最大数、九州の中でも1~2番目に多い手術数です。
 HOT SURGERYと呼ばれる救急の一般外傷、COLD SURGERYと呼ばれる慢性疾患がありますが、この慢性疾患の手術数は年間約640例で、これは全国的にみてもTOP10に入るほどの手術数です。急性疾患と慢性疾患、いずれの症例にも多く対応しているということです。
 整形外科の研修ということに限れば、外傷・関節・脊椎に大別されますが、ここ労災病院では、全ての疾患を網羅しており、全ての疾患の診療を経験できると言えます。
 整形外科の分野での自立を目指して後期研修をされるのであれば、全国のどこの病院よりも早く技量が身に付くということを、自信を持って言えます。

研修医の声

■長崎労災病院での研修生活

小西先生写真

 当院は、他の病院と比べて整形は先生が多く、整形の中でも脊椎・上肢・下肢というように班が細かく分かれていて、最初はちょっと戸惑いもありました。でもそれぞれの分野で専門医がおられるので、おそらく他では診られない症例も結構あると思いますし、症例の数も多いと思います。
 研修を始めた当初は、手術が毎日続いたりでちょっとしんどい部分もあったんですが、今は随分慣れました。
特に若いうちはこのように症例も多く経験できて、カンファなどもしっかりしている環境の中で働くのはいいんじゃないかなと思います。

■労災病院で研修して良かったと思うこと

 他の病院を多く知っているわけではないので、比較してのお話はできませんが、外科医としては症例数を数多く経験することが必要だと思います。そういう意味では労災病院は大変恵まれていると思います。
 病院内でも病院外でも本当に皆さんいい人ばかりに囲まれて、今は毎日楽しく過ごさせてもらっています。

医学生・初期・後期研修医の方へのアドバイス

 僕は今、医局に入っていません。入局しないという人は少数派だと思いますが、今の段階でそれが良かったのか悪かったのかわかりません。いろんな選択肢があるならば、本当に自分が行きたいという思いを優先して研修先を決めたらいいんじゃないかと思います。
 まず見学に行き、“自分にとって働きやすい環境であるかどうか?”ということを、自分の目で確かめてから決めることが大切だと思います。

                                        平成18年卒 後期臨床研修医 吉居 啓幸

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