平成29年度 長崎労災 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 34 127 103 199 281 549 1252 1426 1141 330
当院は小児科、産婦人科を標榜していないため、乳幼児、小児の方が少ない傾向です。70歳~79歳の方が1,426名と最も多く、次いで60歳~69歳の方が1,252名となっています。入院患者さんの内、70歳以上の方が全体のほぼ半数を占める年齢構成となっています。


診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節大腿近位骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 323 25.78 27.09 84.83 84.61
070350xx97xxxx 椎間板変性、ヘルニア その他の手術あり 183 20.96 16.53 8.74 52.99
070343xx01x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 前方椎体固定等 手術・処置等2 なし 135 27.6 21.70 17.04 68.13
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 117 31.73 23.14 8.55 68.21
160760xx97xx0x 前腕の骨折 手術あり 定義副傷病 なし 88 10.9 5.21 0 50.51
整形外科の診断群分類別患者数トップ5は、上記のとおりです。最も多かったのは、大腿骨頚部骨折などに対し、人工骨頭挿入術や骨折観血的手術を行った方で、年間退院件数は323件でした。平均年齢が約84.6歳と高く、転院率が84.8%となっています。転院率が高いのは、術後のリハビリテーションを積極的に行えるよう、他の医療機関と連携した地域連携パスを使用しているからです。手術から術後のリハビリは当院で行い、在宅復帰に向けてのリハビリは他病院で速やかに行えるよう、診療情報の共有を図っています。2番目に多かったのは椎間板ヘルニアに対し、椎間板摘出術や脊椎固定術を行った方で183件でした。脊椎のヘルニアは状態に応じて様々な手術を選択します。椎間板摘出術では、在院日数も2週間程度となりますが、脊椎固定術となると在院日数は長くなる傾向です。3番目に多かったのは、脊柱管狭窄症に対し、脊椎固定術を行った方です。4番目に多かったのは変形性股関節症に対し、人工関節置換術を行った方で117件でした。5番目に多かったのは、手根管症候群による上肢の神経障害に対し、手根管開放術を行った方で88件でした。


内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 46 16.78 10.61 2.17 76.91
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 27 27.52 20.83 37.04 84.63
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし 23 6.17 3.59 0 71.04
060050xx97x0xx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) その他の手術あり 手術・処置等2 なし 22 14.95 11.44 9.09 75.23
060300xx99x00x 肝硬変(胆汁性肝硬変を含む。) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 21 18.52 13.04 4.76 60.57
内科の診断群分類別患者数トップ5は、上記のとおりです。最も多かったのは、胆管結石等による胆管炎に対し、内視鏡を用いた手術を行った方で46件となっています。2番目に多かったのは、誤嚥性肺炎に対し、手術や人工呼吸器等を行わなかった方で27件です。3番目に多かったのは、肺がんの疑いに対し、気管支鏡を気管や気管支の中に挿入して観察、組織や細胞などの検体を採取する検査を行った方で23件です。4番目は、肝がんに対し、肝臓へ経皮的にカテーテルを入れ、抗がん剤を投与する療法(TACE)で22件です。5番目は、肝硬変、肝不全に対し、保存的加療を行った方で21件となっています。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx99x9xx 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 9あり 45 2.53 6.78 0 61.84
060035xx99x40x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 32 3.38 4.38 0 70.31
090010xx01x0xx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等2 なし 32 16.34 11.45 3.13 65.97
060040xx99x50x 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 5あり 定義副傷病 なし 30 3.07 4.31 0 65.8
090010xx99x40x 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 27 2.7 4.49 0 58.48
外科の診断群分類別患者数トップ5は、上記のとおりです。トップ5のうち4項目については、がんの化学療法となっています。乳がん、結腸がん、直腸がんの順番となっています。使用する抗がん剤が異なるためDPC名称が異なります。遠方や高齢の方が多いため、1泊2日か2泊3日での化学療法入院が多くなっています。3番目は、乳がんに対する乳房切除手術となっています。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 発症前Rankin Scale 0、1又は2 38 16.37 16.38 39.47 70.53
010030xx9910xx 未破裂脳動脈瘤 手術なし 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし 29 2.34 3.14 0 70.17
010040x099x00x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 28 20.82 19.10 39.29 70.96
010060x2990201 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 2あり 定義副傷病 なし 発症前Rankin Scale 0、1又は2 27 19.48 16.51 11.11 75.93
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 24 11.5 9.68 20.83 75.75
脳神経外科の診断群分類別患者数は、上記のとおりです。最も多かったのは脳梗塞に対する保存的加療です。脳梗塞発症日3日以内の方にエダラボンといわれる注射で加療を行った方となっています。当院は地域連携パスを使用しており、他の回復期リハビリテーション病院等と連携し、当院での加療後もリハビリが必要な方は転院を行っており、転院率は39.5%となっています。2番目に多かったのは、未破裂動脈瘤に対し、脳動脈血管カテーテル検査による入院が29件となっています。次いで、慢性硬膜下血腫の保存的加療、頭部外傷の保存的加療となっています。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 1あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 43 3.33 3.03 9.3 71.58
050210xx97000x 徐脈性不整脈 手術あり 手術・処置等1 なし、1,3あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 29 11.28 11.21 31.03 79.10
050070xx99000x 頻脈性不整脈 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 26 15.92 7.71 19.23 84.31
050050xx02000x 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1 なし、1,2あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 17 4.59 4.62 0 73.29
050080xx9900xx 弁膜症(連合弁膜症を含む。) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 15 22.47 12.91 20 85.20
循環器内科の診断群分類患者数トップ5は、上記のとおりです。最も多かったのは、狭心症に対する心臓カテーテル検査入院で43件でした。動脈にカテーテルを入れ、心臓の冠動脈の閉塞、狭窄している血管を調べる検査です。予定入院の方は2泊3日で退院できるようクリニカルパスを作成しています。2番目に多かったのは、洞不全症候群などに対し、局所麻酔下でペースメーカーを移植する手術で29件でした。ペースメーカー移植術も10日程度で退院できるようクリニカルパスを作成しています。3番目は、心不全、不整脈に対し、保存的治療を行った方で26件です。4番目は狭心症などに対し、経皮的冠動脈ステント留置術で17件です。動脈にカテーテルを入れ、心臓の冠動脈の閉塞、狭窄している血管にステントといわれる材料で血管閉塞部を開大される手術です。予定入院の方は、4から5日で退院できるようクリニカルパスを作成しています。次いで、弁膜症に対する保存的加療となっています。
形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1 なし 22 5 4.14 0 48.45
070010xx010x0x 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術等 手術・処置等1 なし 定義副傷病 なし - - 5.80 - -
070380xx01xxxx ガングリオン 関節滑膜切除術等 - - 4.80 - -
160610xx97xxxx 四肢筋腱損傷 その他の手術あり - - 9.46 - -
161000x102x0xx 熱傷・化学熱傷・凍傷・電撃傷(Burn Index10未満) 分層植皮術 25平方センチメートル未満等 手術・処置等2 なし - - 25.04 - -
形成外科の診断群分類別患者数トップ5は、上記のとおりです。最も多かったのは、、皮膚腫瘍に対する腫瘍摘出術となっています。また、年間件数は10件未満ですが、骨軟部の良性腫瘍手術、ガングリオン摘出術、外傷による腱縫合術や熱傷に対する皮膚の植皮術などの診療も行っています。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1 なし 16 4.56 4.14 0 52.63
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 11 8.64 8.95 0 73.45
080011xx99xxxx 急性膿皮症 手術なし - - 11.73 - -
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2 なし - - 8.50 - -
161070xxxxx00x 薬物中毒(その他の中毒) 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし - - 3.58 - -
皮膚科の診断群分類別患者数トップ5は、上記のとおりです。最も多かったのは、皮膚腫瘍の腫瘍摘出術の方となっています。次いで、帯状疱疹の方の保存的加療となっています。
麻酔科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
161070xxxxx00x 薬物中毒(その他の中毒) 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし - - 3.58 - -
070343xx99x20x 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 手術なし 手術・処置等2 2あり 定義副傷病 なし - - 6.65 - -
160690xx99xx0x 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 定義副傷病 なし - - 19.94 - -
070510xx99xxxx 痛風、関節の障害(その他) 手術なし - - 12.23 - -
070350xx99xxxx 椎間板変性、ヘルニア 手術なし - - 8.83 - -
麻酔科の診断群分類別患者数は、上記のとおりです。症例数が10件未満となっており、個人情報の特定が懸念されるため記載しておりません。


救急科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
161070xxxxx00x 薬物中毒(その他の中毒) 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし - - 3.58 - -
161070xxxxx10x 薬物中毒(その他の中毒) 手術・処置等2 1あり 定義副傷病 なし - - 6.19 - -
160450xx99x1xx 肺・胸部気管・気管支損傷 手術なし 手術・処置等2 あり - - 11.22 - -
060190xx99x0xx 虚血性腸炎 手術なし 手術・処置等2 なし - - 9.06 - -
0400800497x00x 肺炎等(市中肺炎以外かつ75歳以上) 手術あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし - - 37.29 - -
救急科の診断群分類別患者数は、上記のとおりです。症例数が10件未満となっており、個人情報の特定が懸念されるため記載しておりません。


泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
11022xxx04xx0x 男性生殖器疾患 包茎手術 定義副傷病 なし - - 3.54 - -
11013xxx97xxxx 下部尿路疾患 その他の手術あり - - 8.88 - -
110080xx99030x 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 3あり 定義副傷病 なし - - 14.81 - -
110080xx97x4xx 前立腺の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2 4あり - - 29.80 - -
110070xx02101x 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 あり - - 20.64 - -
泌尿器科の診断群分類別患者数は、上記のとおりです。症例数が10件未満となっており、個人情報の特定が懸念されるため記載しておりません。


初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 17 - - 33 - 40 1 7
大腸癌 15 17 56 56 - 143 1 7,6
乳癌 22 61 12 29 125 1 7
肺癌 12 44 13 1 7
肝癌 10 - - - - 38 1 7
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
延べ数で計上しているため、1名の方が化学療法で年10回入退院を繰り返した場合、10件と計上しています。項目欄の-は年間症例10件未満となっています。なお、当院はアスベストによる肺がん(労災)の方も入院されますが、この集計表には含まれておりません。胃がん早期(StageⅠ)の方は内視鏡手術(粘膜下層摘出術)と外科的手術(胃切除術)を行っています。大腸がんはStageⅢまでは外科的手術(結腸切除、直腸切除など)の適応です。StageⅣ、再発の方は化学療法での入院が多いです。乳がん早期の手術実施例(乳腺悪性腫瘍摘出術)がほとんどです。進行がんに対しては化学療法の入院が多いです。肺がんはStageⅣの方が多く化学療法目的入院の方がほとんどです。肝がんは肝臓へ経皮的にカテーテルを入れ、抗がん剤を投与する両方(TACE)が全体の半数を占めています。

成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 15 10.33 61.6
中等症 40 13.85 78.95
重症 - - -
超重症 - - -
不明 - - -
軽症の方は外来治療が基本となりますが、当院は離島からの来院もあることや、患者さんの状態によって入院での加療を行っています。当院で最も件数が多かったのが、中等症の40件でした。当院は小児科が無く、高齢の方の治療が多いことが影響していると考えられます。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 194 22.69 76.77 42.47
その他 25 18.12 70.12 5.94
当院の脳梗塞のほとんどは、発症3日以内となっています。入院後速やかにリハビリテーションを開始し、早期退院・転院を目指しています。当院は脳卒中連携パスを使用しており、他の回復期リハビリテーション病院等と連携し、当院での加療後もリハビリが必要な方は転院を行っています。4割程度が、他院へ転院し、リハビリテーションを継続するこことなっています。




診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(大腿) 等 256 4.08 20.86 76.17 81.34
K0821 人工関節置換術(股) 等 194 2.04 34.53 9.28 71.09
K1423 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。)(後方椎体固定) 151 3.37 23.17 16.56 64.70
K1422 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。)(後方又は後側方固定) 124 4.73 31.77 39.52 72.49
K1342 椎間板摘出術(後方摘出術) 110 2.67 14.35 6.36 51.76
整形外科は脊椎、関節、外傷、手の外科と多岐にわたる疾患を診ています。手術症例数のトップ5において最も多かったのは、骨折観血的手術(大腿等)でした。ほとんどが大腿骨骨折の手術であり、術後のリハビリを速やかに行うため、他医療機関に転院を図る地域連携パスを活用しています。2番目に多かったのは人工関節置換術でした。変形性股関節症、膝関節症で194件でした。3番目、4番目の多かったのは、脊椎固定術です。脊柱管狭窄症、脊椎すべり、分離症や腰椎椎間板ヘルニアと様々な疾患の手術に対応しています。5番目に多かったのは、椎間板摘出術です。椎間板ヘルニアに対して行われます。上位5つの手術全て年間100症例以上となっています。





外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 59 1.71 5.58 0 70.34
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 37 3.62 10.05 0 65.81
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 33 1.7 6.58 3.03 63.09
K4765 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩鎖骨下部郭清を伴うもの)・胸筋切除を併施しないもの) 18 4.94 16.39 5.56 71.89
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 13 7.23 14.08 0 75.77
外科での手術件数トップ5は上記のとおりです。最も多かったのが、鼠径ヘルニアに対して腹腔鏡下で行う手術で59件でした。2番目に多かったのは、主に抗がん剤投与のために静脈下へカテーテルを植込む手術で37件でした。3番目に多かったのは胆のう結石等に対して腹腔鏡下で行う手術が33件となっています。4番目に多かったのは乳がんの方に対して行われる乳腺悪性腫瘍手術18件です。5番目に多かったのは結腸がんの方に対して腹腔鏡下で行う腫瘍切除術13件でした。






内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) 78 0.19 1.1 0 67.42
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 41 6.17 14.56 7.32 74.80
K6152 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(選択的動脈化学塞栓術) 24 3.21 11.38 8.33 76.13
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 等 22 10.45 16.27 4.55 68.91
K654 内視鏡的消化管止血術 20 6.9 10.5 20 73.95
内科での手術件数トップ5は上記のとおりです。最も多かったのは、大腸ファイバー下にて大腸ポリープを切除する手術で78件でした。大腸ポリープ切除術はクリニカルパスがあり、切除後に下血等が無ければ1日2日の入院となるようにしています。2番目に多かったのは、黄疸等で閉塞された胆管にステントといわれる材料で閉塞部を開通される手術で41件でした。3番目に多かったのは、肝がんの方に行われる治療方法で、肝臓へ経皮的にカテーテルを入れ、抗がん剤を投与する治療方法(TACE)で24件でした。4番目に多かったのは、主に抗がん剤投与のために静脈下へカテーテルを植込む手術で22件でした。



脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 40 1.73 14.38 30 80.23
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所) 18 4.39 42.17 38.89 66.33
K6092 動脈血栓内膜摘出術(内頸動脈) 14 8.57 16.93 21.43 74.5
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術(その他のもの) 12 11.17 38.75 8.33 61.58
K1742 水頭症手術(シャント手術) 11 10.18 23.45 72.73 72.09
脳神経外科の手術件数トップ5は上記のとおりです。最も多かったのが、頭部外傷等で発生する慢性硬膜下血腫の除去術の40件でした。次に多かったのは、くも膜下出血や未破裂動脈瘤に対して行われる脳動脈瘤頸部クリッピング術の18件でした。脳動脈頸部クリッピングに関しましては、未破裂の脳動脈瘤に行う場合と、急性発症疾患でもあるくも膜下出血では在院日数は異なります。くも膜下出血の方が在院日数は長くなります。3番目に多かったの内頚動脈の血栓を除去する動脈血栓内膜摘出術の14件となりました。4番目に多かったのは脳腫瘍に対する摘出術で12件となりました。5番目に多かったのは水頭症の方へのシャント手術11件です。





形成外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0301 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(躯幹) 等 13 0.92 4.69 0 60.54
K0052 皮膚,皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2㎝以上,4㎝未満) - - - - -
K0051 皮膚,皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2㎝未満) - - - - -
K0063 皮膚,皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径6㎝以上,12㎝未満) 等 - - - - -
K0701 ガングリオン摘出術(手) 等 - - - - -
形成外科の手術件数及びその他実施している手術は上記のとおりです。


循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極の場合) 29 4.45 9.62 44.83 81.14
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他のもの) 16 4.06 3.19 0 72.19
K597-2 ペースメーカー交換術 - - - - -
K5461 経皮的冠動脈形成術(急性心筋梗塞に対するもの) - - - - -
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 - - - - -
循環器内科での手術件数トップ5は上記のとおりです。1番目と3番目に多かったのは、ペースメーカー移植術と交換術でした。洞不全症候群などの方に局所麻酔でペースメーカーを移植する手術です。ペースメーカーは電池消耗するので、約10年でペースメーカーの交換が必要になります。移植術の入院日数は10日間程度、交換術の方は7日程度となっています。ペースメーカーに関しても当院はクリニカルパスを作成しています。2番目に多かったのが、狭心症などの方に行う経皮的冠動脈ステント留置術でした。動脈にカテーテルを入れ、心臓の冠動脈の閉塞、狭窄している血管にステントといわれる材料で血管閉塞部を開大させる手術です。予定入院の方は4日~5日間で退院できるようクリニカルパスを作成しています。





皮膚科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) - - - - -
K0051 皮膚,皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2㎝未満) 等 - - - - -
K0052 皮膚,皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2㎝以上,4㎝未満) - - - - -
K0062 皮膚,皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3㎝以上,6㎝未満) - - - - -
K0061 皮膚,皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3㎝未満) 等 - - - - -
皮膚科で実施している手術は上記のとおりです。

泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8281 包茎手術(背面切開術) - - - - -
K797 膀胱内凝血除去術 - - - - -
K775 経皮的腎(腎盂)瘻造設術 - - - - -
K8036ロ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(その他のもの) - - - - -
- - - - - - -
泌尿器科で実施している手術は上記のとおりです。

麻酔科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(大腿) - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
麻酔科で実施している手術は上記のとおりです。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 - -
異なる - -
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 34 0.62
異なる - -
手術・処置等の合併症での入院が34件となっています。人工関節のゆるみによる再置換術の症例、当院や退院で手術を行い退院した後に術後の合併症の加療目的に入院されたかたがほとんどです。入院中に発生したDICや敗血症など合併症の加療は年間10件未満です。



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