「感謝」
私は現在、外来に所属しています。29~60歳台まで幅広い年代のスタッフがいて、お孫さんがいるスタッフも多いです。平均年齢は高めですが、人生経験を積んだ先輩方の看護は深く学びがたくさんあります。
温かく家庭的な雰囲気で働きやすく、大変な時はお互い助け合って乗り越えていける、大好きな部署です。
入職して19年目になります。看護師としての成長に悩んでいたところ、現在の部署の師長から「何か強みになる資格を取ってみてはどう?」とアドバイスをいただきました。
そこで、以前から気になっていた心の分野について学ぼうと思い、心理学の基礎を学べる大学へ編入し、2022年に国家試験を受けて公認心理師という資格を取得しました。
人の心の中というものは、難しいし、わからないし、不思議だなといつも思います。私も人間なので、患者さんの心に振り回されて、落ち込んだり怒りたくなったりすることもあります。けれど、患者さんと一緒に喜んだり、一緒に泣いたりできるのは、患者さんの心に寄り添うことのできる看護師としての特権だとも思います。
心と体はつながっているので、患者さんにとって心身ともに安心できる看護を提供できるよう、学びを活かして努力していきたいです。
所属している外来は、たくさんの患者さんが予約時間を決めて受診されるため、看護師ひとりが関われる時間には限りがあります。そのため、個人の看護力以外にもチームとしての看護力が不可欠です。所属している部署は、年齢に関係なく質問したり教えあったりできる雰囲気なので、自然と協力体制もできあがっています。そのような部署の雰囲気を作っている師長や師長補佐、スタッフをとても尊敬していますし、自分もそうありたいと思います。部署やチームの一員として、「自分ができる役割」をしっかり認識し、自分自身とチームの看護力に磨きをかけながら、これからも患者さんに寄り添っていきたいです。