⇒長崎労災病院医療安全への取り組みに係る指針（PDF）

患者さんへ安全で安心な医療を提供するために指針に基づき、医療の質向上と安全の確保を目指しています。そのために院内で発生した事例の原因究明・分析を行い、再発防止策を実践すること、また事故の発生を未然に防ぐ取り組みを行っています。

• 院内発生の事例の収集・分析・対策立案に関すること
• 防止策の周知に関すること
• 職員の医療安全に関する手順の周知・徹底を図る
• 職員教員・医療安全に関する研修の実施
• 医療安全に関する委員会の積極的な活動
• 患者参加の医療安全への取り組み
• 労災病院3病院間（熊本労災・総合せき損センター）における医療安全相互チェック
• 医療安全地域連携の取り組み

入院された方には、誤認防止の対策としてお名前の入ったリストバンドの装着をお願いしています。また、診療に来院の方には、診療箋でのお名前と生年月日の確認をさせて頂いています。
お名前の確認はフルネームで行い、注射や検査などの医療行為を行う際に、お名前を名乗っていただくようご協力お願いいたします。

当院の院内感染対策に関する指針は、下記よりご覧いただけます。

院内感染対策指針（PDF）

すべての患者さんが安心して治療を受けられるよう、院内感染の予防と早期対応に努めています。感染症の発生を防ぎ、万一発生した場合には速やかに拡大を防止することを基本方針としています。

院内感染対策は、病院長直轄の「院内感染対策委員会」を中心に、感染対策チーム（ICT：Infection Control Team）、抗菌薬適正使用支援チーム（AST：Antimicrobial Stewardship Team）、感染管理室が連携して実施しています。各分野の専門資格を持つスタッフが在籍し、院内全体で安全な医療環境を維持しています。

院内感染防止のために感染対策チーム（ICT）が中心となり、主に以下の取り組みを行っています。

院内ラウンドと環境確認

定期的に院内を巡回し、感染対策の実施状況を確認。必要に応じて改善指導を行い、清潔で安全な医療環境を維持。

感染症発生時の迅速な対応

院内で感染症が発生した場合、速やかに情報を収集し、原因究明と拡大防止策を講じる。

サーベイランスの実施

手術部位感染、カテーテル関連感染、手指衛生の遵守状況などを継続的に監視し、データを分析して対策に活用。

職業感染防止

針刺しや血液・体液曝露など、職業感染リスクへの対応を徹底し、安全な職場環境を維持。

職員研修の実施

全職員を対象に年2回以上の感染対策研修を実施し、最新の知識と実践方法を共有。

地域医療機関・保健所との連携

地域の医療機関や保健所・医師会と連携し、感染症対策の情報共有や協力体制を強化。

抗菌薬適正使用支援チーム（AST）は、抗菌薬の適正使用を推進し、薬剤耐性菌の発生を防ぐために主に以下の活動を行っています。

抗菌薬使用状況のモニタリング

院内で使用されている抗菌薬の種類や使用状況を継続的に監視し、適正な使用を確認。

抗菌薬使用の評価と助言

感染症治療における抗菌薬の選択や投与方法を確認し、必要に応じて医師へ助言。

薬剤耐性菌対策

院内で検出された薬剤耐性菌の情報を共有し、感染拡大防止策を徹底。

データ管理と報告

薬剤耐性菌の検出、抗菌薬使用状況、薬剤感受性率を分析し、週報・月報による情報共有を行い院内で活用。

抗菌薬適正使用のマニュアル策定・改訂

抗菌薬適正使用に関するマニュアルを策定・改訂し、全職員に周知。

院内感染防止のため、以下のご協力をお願いします。

• 手指消毒剤を院内に設置していますので、手指衛生のご協力をお願いします
• 院内ではマスクの着用をお願いします
• 発熱や体調不良時等の面会はご遠慮ください
• 面会方法については[お見舞いについて]をご確認ください

当院では、院内感染防止対策に関する取組事項を、病院内の主要な場所に掲示しています。
詳細は院内掲示または[こちら（PDF）]　でご確認いただけます。