長崎県北部の基幹病院として14名の整形外科常勤医師(整形外科専門医5名)が緊急手術から慢性疾患まで年間約2000例以上の手術を行っています。整形外科の病床数は100床以上からなり、地域拠点病院として四肢外傷・脊椎外科・関節外科、手の外科を中心に整形外科のあらゆる疾患に対応しています。とりわけセカンドオピニオンの症例や難治症例に重点を置いています。また屋上ヘリポートを有しており、多くの重症患者さんがドクターヘリにより搬入されます。先端的検査、手術を含めた治療にも取り組んでおり、最新の人工関節置換術、関節鏡視下手術、脊椎内視鏡手術、脊椎低侵襲手術、ナビゲーション下関節手術、脊椎手術、思春期の側弯症矯正手術から高度な脊椎後側弯症矯正手術まで積極的に行っております。的確な診断、治療を行い、充実したリハビリテーションスタッフによるリハビリテーションで患者さんの早期回復に寄与しています。
整形外科においては近年専門化が進んでおり、当院でも専門医が診療、手術にあたっています。脊椎外科は馬場副院長、股関節外科は髙橋部長、膝関節外科は鳥越部長、手の外科は田中部長を中心として、外来診療も専門化し患者さんを一貫してスムーズに診察、治療ができるようにしています。外傷に関しては、労働災害のみならず救急搬送症例には24時間のオンコール体制で対応し、常に専門的な診断と緊急手術を含めた治療が可能となっています。骨粗鬆症に対しては骨密度測定装置(DEXA)での検査などを行い、テリパラチド(PTH製剤)、イベニティ投与を中心とした治療に積極的に取り組んでおります。今後は周囲病院との連携をさらに強化し、待ち時間の短縮や手術までの待期日数を減らすなど患者サービスの向上、改善を目指しています。
副院長 整形外科部長 診療情報管理室長(兼務) 勤労者脊椎・腰痛センター部長 |
馬場 秀夫 |
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関節外科部長 | 鳥越 雄史 |
手の外科部長(兼務) リハビリテーション科部長 |
田中 奈津美 |
脊椎外科部長 第二リハビリテーション科部長(兼務) |
今井 智恵子 |
股関節外科部長 | 髙橋 良輔 |
第二整形外科部長 | 荒木 貴士 |
第二股関節外科部長 | 徳永 敬介 |
第二脊椎外科部長 | 貞松 毅大 |
整形外科副部長 | 藤池 彰 |
整形外科医師 リハビリテーション科医師(兼務) |
神﨑 衣里 |
整形外科医師 | 樋口 尚浩 |
整形外科医師 | 瀬尾 智史 |
整形外科医師 | 平田 健悟 |
整形外科医師 | 磯部 優作 |
四肢外傷 ・ 関節疾患(股関節疾患・膝関節疾患・ リウマチ性関節疾患 ) ・手の外科疾患 ・脊椎外傷 ・ 脊椎変性疾患 ・ 脊柱変形・思春期側弯症・リウマチ性脊椎疾患 ・ 骨粗鬆性脊椎骨折・脊椎、脊髄腫瘍 ・ スポーツ障害
四肢骨折手術(プレート・髄内釘 ・ 人工骨頭・骨折低侵襲手術) ・ 創外固定手術・人工股関節置換術・人工膝関節置換術・関節形成術・各種関節鏡手術・ 手機能再建手術・靱帯再建術・脊椎顕微鏡下手術 ・ 脊椎内視鏡手術・脊椎低侵襲手術・側弯症矯正手術・ナビゲーション下関節手術、脊椎手術・脊髄モニタリング下脊椎手術
2020年 | 2021年 | 2022年 | ||
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手術件数 | 2,424例 | 2,107例 | 1,937例 | |
主な実績 | 骨折脱臼観血手術 | 615例 | 567例 | 548例 |
脊椎手術 | 655例 | 508例 | 324例 | |
内視鏡下脊椎手術 | 168例 | 130例 | 186例 | |
手の外科手術(軟部組織) | 221例 | 229例 | 240例 | |
人工関節置換術(股・膝) | 176例 | 155例 | 171例 | |
人工骨頭置換術 | 127例 | 116例 | 94例 | |
関節骨切り手術(股・膝) | 8例 | 8例 | 6例 | |
靭帯・半月板手術(関節鏡(再建)を含む) | 19例 | 7例 | 16例 | |
抜釘手術 | 307例 | 276例 | 242例 | |
腫瘍・感染・その他 | 128例 | 111例 | 110例 |