平成24年11月より、東芝製64列MDCT・Aquilion CXLを稼働しています。
逐次近似法を応用した再構成技術・AIDR-3Dが搭載されており、従来のフィルタ補正逆投影(FBP)法と比較し最大50%ノイズ低減と75%の被曝低減が可能で、従来と比べ患者様へは画質は向上させた上で被曝低減した検査を提供しています。
また、1回転で0.5mm画像を0.25mm間隔で128スライス作成が可能です。
焦点が固定された状態であるため信号量が低減しないまま高いS/Nを維持でき、それに伴い体軸分解能向上・アーチファクト低減による画質向上ができ、それを用いて素早くMPR画像、3D画像作成への作業に入ることが可能です。
また撮影時のプロトコルでコロナル像・サジタル像の作成の選択が可能なため、救急時などの際は大幅な時間短縮で画像を提供する事が可能になりました。
またCoronaryCTAでは、撮影前の呼吸練習時に心拍情報を取得し最適な撮影パラメータが自動選択され、スムーズに本検査へ移ることができます。
撮影後は心拍が安定している場合はVolume Dataより冠動脈静止位相を投影データより自動的に描出され、心位相決定時間の大幅な短縮が可能になり3D画像構築や解析へスムーズに移る事が可能です。
目的に応じ、頭頸部血管・冠動脈・胸腹部血管・下肢血管・骨関節など多方向から3D・MIP・MPR表示等を敏速に行い、よりわかり易く臨床に価値のある画像を提供しています。
全身を対象にした各種ルーチン検査(単純・造影)
じん肺・アスベストCT検診
骨撮影(頭頸部・脊椎・股関節・四肢・各関節)
側頭骨撮影(耳鼻科領域)
定位脳手術用撮影
ミエログラフィー後脊椎撮影
脊椎術前ナビゲーション用撮影
胸部仮想内視鏡用撮影
頭頸部CTA
心臓CTA
大動脈CTA
下肢動脈CTA
肺動脈・下肢静脈造影撮影
DIC-CT
3D再構成や各種解析等アプリケーションのワークステーションはGE社製AW・ver4.4(専用端末1台)、富士フイルム社製・SYNAPSE VINCENT ver3.1(専用端末3台・うち放射線部内2台)を導入しており、VINCENTは院内の一部の電子カルテ上でアプリケーションが展開できる様に配信しています。