以前は、手創りの移動式起立台として活用していましたが、酒井医療株式会社の協力により、アクティーモNRが誕生しました。『車いすを使わないリハビリテーションモデル」という新しい概念で早期活動を促すアイテムです。 名前の由来は、active movementからの造語。NRは、長崎労災病院の頭文字です。
発症直後からの立位トレーニングは、早期覚醒・廃用性筋萎縮の予防・体幹筋力の維持・呼吸、循環器系の退行予防・ADLの維持に効果を発揮します。
脳血管疾患発症直後や大腿骨頸部骨折術後は、心身的なショックや麻痺により不安定な精神状態が続くため、メンタルケアが重要視されています。早期より立つことで歩行回復への前向きな気持ちの維持につながります。立って会話をすることで表情もよくなり気持ちの落ち込みを予防します。
安定した立位姿勢を保てるために、介助する方の負担を大幅に軽減し、腰痛予防になります。車いす移乗などの回転動作がなくなり、下肢の怪我や転倒事故のリスクを軽減します。特にトイレ介助が楽になります。男性は、立ったまま排尿可能です。
書字や読書、趣味活動、髭剃りや化粧などテーブルを利用した作業をすることで貸家体幹の耐久性がつきます。
片足を使って自力で移動もできます。
骨盤・膝・足底の3点をしっかりと固定し、ワンベルトで着脱が簡単。
吊り上げ免荷式歩行器は、自力では歩行困難な患者に対して、個々の運動能力に合わせて免荷量を設定し、体重をバランス良く支えて快適な歩行訓練ができる機器です。股関節で免荷するコンパクトな作りのため、装着も容易となっています。
歩行介助が必要な患者に対し、免荷を行うことで疼痛や恐怖感が軽減し、早期からの歩行訓練が可能になります。また介助者の負担軽減にもつながります。免荷量は体重の0~30kgで設定でき、リハビリテーション分野での早期歩行訓練機器として使用します。現在、株式会社日本理工医学研究所と共同で開発を進めています。
手すりそのものを移動して使用するタイプとベッド取り付けタイプの2つがあります。 特徴は横と前に手すりがあることで体重心の前方移動が行ないやすくなり立ち上がりが容易になり、トランスファーが安全に行なえます。移動式のN式バーはベッドサイドはもちろん、プラットホームやお風呂の脱衣所など様々な場所で利用できます。酒井医療より市販されていますのでぜひ利用してみてはいかがですか?ADLが広がりますよ!